第29回 アジャンタSpice |
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カリースパイスメーカー誕生に向けた
商品開発と販促の華麗な物語 |
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「地カリーという言葉があるかどうかわかりませんが、富山でオリジナルなカリースパイスをつくっていきたい」と代表の石崎和生さんは、あくまでもメーカーを目指す。 |
「好きこそものの上手なれ」
とはよく言ったものだ。カレー好きが高じて、この道に入って21年。代表の石崎和生さんは、見た目もインド人に近くなって、特に富大生にはありがたい存在だ。
大学(五福キャンパス)前のカレーショップでは、テイクアウトの「アジャンタチキンカリー」「アジャンタポークカリー」などが1人前250円、ライス付きでイートインの場合は370円。この金額でオリジナルカリーを提供して、学生やビジネスマンの胃袋を満たしてきたわけだ。
ただ、ご本人はカレーショップのオーナーというよりは、平たくいうとカレー粉のメーカーを目指して、今も新しいスパイスの配合を試みている御仁。今回はそんな石崎さんのカリー開発物語で、当センターの支援がスパイスとなって、事業を引き立てた例を紹介しよう。
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