令和7年度 産学官オープンイノベーション推進事業費補助金(追加募集)交付先の決定について
令和7年度 産学官オープンイノベーション推進事業費補助金(追加募集)について、審査の結果、補助金交付先を次のとおり決定しました。
【重点支援分野:サーキュラーエコノミー推進枠(五十音順)】
企業名 | 研究の内容 | |
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1 | いなほ化工株式会社 (高岡市) | 【研究名称】 コメ含有生分解性徐溶性肥料の開発 【概 要】 水稲栽培で使用される被覆肥料は、被覆素材に非生分解性プラスチックが用いられているが、追肥の省力化や水稲の生育ステージに合わせて肥料成分が溶出する効果によって米の収量が増加する為、需要が多い。この被覆部素材を、コメと生分解性プラスチックの混練複合材料で代替した新規の生分解性徐溶性肥料開発を目的とする。 |
2 | 北酸株式会社 (富山市) | 【研究名称】 廃棄マグネシウム安全処理技術の活用促進に向けたCO2回収技術の実証及び炭酸マグネシウムを原料とした高付加価値プラスチックの製造実証 【概 要】 マグネシウム合金切屑の安全処理技術の実用化に向け、マグネシウム屑の塩水処理後に発生する水酸化マグネシウムを含んだ排水を対象としたCO2回収技術の実証、および、CO2回収過程によって得られる炭酸マグネシウムを原料とした高付加価値プラスチックの製造方法の実証を行う。 |
【成長産業分野全体枠(五十音順)】
企業名 | 研究の内容 | |
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1 | 株式会社フルテック (高岡市) | 【研究名称】 災害や事故を受けた孤立現場の情報管理と物資運搬におけるドローン支援システムの確立 【概 要】 本研究は、災害時の緊急対応をドローンにより効率的に行うシステムの構築を行うものである。被災現場での情報収集と物資運搬は異なる機能であるが、種類の異なるドローンを組み合わせ、段階的に運用することによりタイムラグを吸収し、関連機関との情報共有や被災者への支援を効果的に運用するための、実践的研究である。 |
2 | 松嶋建設株式会社 (立山町) | 【研究名称】 人工衛星を活用した広域における防災減災事業の研究 【概 要】 本研究は、広範囲を撮影可能な人工衛星「画像」による地上変化の解析と、携帯圏外における人工衛星「通信」を活用した現場のリアル画像システムの運用を試み、インフラの点検効率化と災害リスク軽減を推進する研究である。 |
本事業の概要(抜粋)
本事業は、県内に事業所を有する企業(以下「代表企業」という。)等と大学等高等教育機関、公的試験研究機関(以下「大学・公設試」という。)の研究者等で構成される産学官連携グループ(以下「グループ」という。)による共同研究開発事業を補助することにより、県内企業の新商品・新技術開発、事業化を支援し、県内企業の競争力強化を図ることを目的とするものです。
1.グループから、本事業目的に沿った共同研究開発提案を募集します。
2.審査委員会において研究開発提案を採択し、補助金を交付します。
3.事業終了後、各グループは研究成果の実用化・事業化を進めていただきます。
4.実績報告会(非公開)とパネル展示(公開)により、成果を発表していただきます。