第19回 株式会社エムダイヤ |
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廃棄物の山を宝の山にする技術を開発
ビジネスプランも錬って、さあ販売! |
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例えば「ニューヨークや東京などの大都市が、世界でも有望な鉱山」といったら、大半の人は首をかしげるだろう。しかしそこには、ニッケルやパラジウムといった稀少金属(レアメタル)が多く使われた携帯電話やIT機器、家電製品が普及しており、「レアメタルは形を変えて埋蔵されている」といってもいい状況だ。
それゆえ、大都市は「都市鉱山」と称されるようになっている。そして、その“鉱山”から資源を効率的に採掘する技術が必要となり、それを持つ会社として、ここに紹介するエムダイヤが注目され始めた。
昨年11月、同社では複合素材を分離・破砕する装置を「中小企業総合展2009in Tokyo」(東京ビッグサイト)で展示。来場者の耳目を集め、「各種のIT機器の他に自動車の電池、下着、クリスマスツリー等の分離・破砕はできるかという引き合いを多数いただいた」(森弘吉社長)という。 |
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