第11回 立山化成株式会社 |
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原薬メーカーのノウハウ・信用を生かし
有機合成で新展開を模索 |
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有機化学というと従来は、医薬品や農薬、そして樹脂・プラスチック等々の産業で活躍し、さまざまな製品を生んできた。ところが導電性ポリマーの発見(ノーベル賞を受賞した白川英樹博士ら)が引き金となって、電子材料の世界でも注目され始めた。最近の身近な例では液晶ディスプレイ。テレビやパソコン、携帯電話などに欠かすことができなくなりつつある液晶は、10~20種の化合物の合成によってつくられ、また次世代のディスプレイとして期待されている有機EL(電気を流すと発光する有機化合物を利用した表示システム)の開発でも、新たな有機化合物の合成を目指して盛んに研究が行われている。
その電子材料の世界で、新たな道を切り開こうと立山化成が動きだした。
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