マイクロカプセルの技術を陶芸の世界に応用できないかとひらめいた高島会長は、さっそく釉薬および塗料を内包したカプセルを、素焼きの陶器に塗布・付着させて焼いてみた。1230度前後で焼き上げると陶器に斑紋が浮かび、きれいに高発色となって現われたのである。
従来の釉薬の概念を覆すこのカプセル入り釉薬は、「セラミックビーズ」と名づけられ、業界初の“置く下絵”として、国内大手の陶芸関係メーカーばかりか、海外からも注目されている。
カルチャー教室の新講座に、オリジナルデザインの制作に、陶芸初心者の入門用などにも活用できる。絵の具に比べて何回も置直しが可能。さらに発色が違う。簡単下絵、新感覚の楽しさを味わうことができる。12色1セットでこの夏から販売を開始した。
|