とやまナノテクコネクト推進協議会 会長挨拶

とやまナノテクコネクト推進協議会
会長

山崎 康至

富山県 副知事

(公財)富山県新世紀産業機構 
理事長

平成26年7月、「とやまナノテククラスター(とやまナノテクコネクト・次世代ものづくり創出プログラム)」が文部科学省の地域イノベーション戦略支援プログラムに採択され、同年8月1日に事業がスタートしました。
本事業は、富山発の「ナノ微細化技術」を、県内ものづくり産業のコア技術と融合することにより、世界的に競争力がある技術や製品を生み出し、次世代ものづくり産業創成のモデルとなることを目指すものです。
また、富山県が今後もナノテクを生かした創造的な地域であり続けるために、イノベーションを支える優れた人材の育成を一体的に進めることとしています。
現在、事業が順調に進展し、産学官金連携ネットワークの強化が図られ、その結果、特許出願や、試作品の作製等、成果が着実に出てきています。
今後とも、「産・学・官・金」のパワーを結集して、「ナノテクを活用したものづくり産業の集積エリア」の形成に取り組み、県内ものづくり技術の高度化を進めるとともに、広範な産業分野の技術革新につながるよう事業を進めてまいります。

プロジェクトディレクター挨拶

toriyama

とやまナノテククラスター
プロジェクトディレクター

鳥山 素弘

富山県産業技術研究開発センター 
所長

日本海側屈指の工業県である富山県には、機械、金属、化学、電気、電子部品など広範なものづくり産業が集積していると共に、特徴のある技術を持つニッチトップ企業も多く存在します。
このような地域の特性を鑑みて策定された「富山県ものづくり産業未来戦略」では、地域に蓄積されたものづくり技術とナノメータオーダーの材料加工・製造技術との融合により国際競争力ある次世代ものづくり産業の創成を目指します。
本クラスター事業では、セルロースナノファイバーの工業的な製造技術を核として、産業分野へのナノファイバー利用に向けた研究開発と、この地域にイノベーションが持続的に起こる環境を形成しようとしています。
これまで、産学官ネットワークの組織化、事業化を目指す企業との共同研究を重点的に進めてきました。現在では、100を超える組織から成る産学官連携ネットワークが形成され、当初3機関6課題で開始した研究開発にも40社を超える企業が参画するに至りました。
平成28年度からは、研究開発で蓄積されたシーズと企業ニーズとのマッチング活動やサンプル提供活動に重点を移し、セルロースナノファイバーの事業化を果敢に進めています。ここに形成された組織や取り組みが地域に根付くことで、セルロースナノファイバー関連産業に止まらず、ナノテクとものづくり技術の融合によるイノベーションが持続的に起こる環境が地域に形づくられるものと確信しています。