産業技術総合研究所はもとは経済産業省の研究所で、産業基盤の振興を支援する研究をしています。バイオ、ライフサイエンス、ITなど、民間企業との共同研究、あるいは受託研究などを通して産業支援を行っています。
さて、ロボットですが、産業用のロボットは工場の製造ライン等で活躍していますから皆さんご存じでしょう。人の労働力の補助、あるいは物理的な力の提供、自動化などさまざまな場面で、1970年代から活躍し始めました。
産業用ロボットの市場規模は91年がピークで、日本国内ではここ数年は5,000~6,000億円で推移しています。ロボットの機能そのものはどんどん向上しています。しかし価格が安くなっているため、台数が増えているにもかかわらず市場規模が伸び悩んでいるのが現状といえるでしょう。
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