| ■Plan10■ リアルタイムハザードマップ配信事業 |
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富山大学工学部メディア情報通信研究室(前田・浦上)
連絡先/富山県新世紀産業機構企画管理課 TEL:076-444-5601 |
突然ですが、今、地震などの災害が起こった時、皆さんはどのように避難すべきかわかりますか。突然の災害が起こったら、ラジオやテレビ、携帯電話、パソコンといったメディアを通して、危険情報・避難情報を得ようとすると思います。しかしこれらの情報をすぐに得ることは難しいのではないでしょうか。
気象や事故などの情報は、それぞれの専門機関が観測・収集していますが、ある意味バラバラです。われわれが開発したハザードマップにこれら情報を一元化・集約すると、このハザードマップにアクセスするだけで、危険情報の全てがわかるようになります。データを統合することで、新たな価値が生まれるのです。
具体的にどのように、道路の情報を取り出すのかをいいます。例えば国土交通省が管理している道路画像や気象庁が把握している気温や積雪、降水量などの最新の情報をデータベース化し、ハザードマップに保持します。この統合された情報から路面状態を解析して、例えば凍結などの危険があった場合は、道路画像を赤く表示します。専門機関が観測・収集しているデータに限らず、ドライブレコーダが設置されているタクシーやバス、一般車両(いまのところ高級車)から、気温や渋滞情報を得ることができるようにすれば、その情報もハザードマップに配信することで、情報量の飛躍的な向上が図られます。
利用者はカーナビや携帯電話からハザードマップにアクセスします。カーナビや携帯電話はGPSの情報を持っているので、その位置情報に対応した危険な情報をお知らせすることができます。例えばA地点からB地点へ車で移動するとしましょう。現在のカーナビでは最短のルートを提示することができます。そのルートに凍結や積雪によって危険な箇所があっても、まったく考慮されません。しかし道路の凍結などの危険情報を持っているハザードマップシステムの情報を用いると、危険箇所を迂回して、安全で最短ルートを提示することが可能になります。危険情報を配信することで、事故を減らすことにも役立ちます。
これまでいろいろなイベントに参加して発表してきました。パナソニック様にお誘いいただき、タッチパネルディスプレイの有効活用として、パナソニックソリューションフェアに特別出展させていただきました。「とやまビジネスプランコンテスト」では優秀賞をいただき、また「キャンパスベンチャーグランプリ中部」では、中部経済産業局長賞をいただきました。日刊工業新聞や北日本新聞にも紹介していただきました。
競合相手としては、検索エンジンの運営会社が考えられます。しかしこれら検索エンジンは、1万件を超す膨大な検索データを検索してくれますが、災害時ではこれらの情報はあまりにも量が多過ぎて、処理し切れないと考えられます。しかしハザードマップでは、これらデータの中から必要な1つ、2つ、3つといったユーザーが処理できるデータのみを紹介します。そのことにより、情報検索における多大な労力と時間を限りなくゼロにすることができます。
(このプランは、富山大学と富山市が共同で開催している「とやまビジネスプランコンテスト」で、優秀賞に輝きました) |
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