第34回 塩谷建設株式会社 |
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東京での展開を視野に入れるまでに
発展したコケ緑化ビジネス。さて… |
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3~4カ月間、1滴の水もかけられていないスナゴケに霧吹きで水をかけて1分ほどしたところ(左側は水がかかった部分)。スナゴケは-20度~70度の寒さ・暑さに耐え、自重の20倍の水分を蓄えることができる。 |
「コケ緑化のビジネスは、今の日本全体の市場でいうと5億円程度。当社の新しい商材に加えて、ここ数年試行錯誤しているところです。まだ立ち上げたばかりで、コケ緑化の年間売上高といっても、小さいビル1棟の建設費にも満たないのですが、だからといって虚仮(こけ)にできないビジネスだということが実感としてわかってきました」
こう語るのは塩谷建設専務の塩谷洋平氏。建設不況の中で、新しい商売のタネを求める旗振り役を同社で務めつつ、実務担当の高長利幸常務とともにコケ緑化のビジネスの可能性を探ってきたのだが、当機構の支援も新展開の一助になったようだ。
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